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         「99歳の一日一言から」 (平成27年 1月)

 明けましておめでとうございます。皆様には新年早々から北陸、北日本を襲う豪雪、暴風雪の防御にご苦心をなさっておられるのではないかと拝察致しております。この「応援団コーナー」を訪問して下さる皆様に、心からお見舞いを申し上げますと共に、本年の益々のご健勝をお祈り申し上げます。

 新年の「気ままにご挨拶」は、昨年末にもご登場いただいた友人Oさんに再登場をお願いすることにしました。Oさんがご自身のコラムでも採り上げられた、むのたけじさんの著作「99歳一日一言」(岩波新書)を、先ずご紹介することから始めます。

 むのたけじさんは、著書「99歳一日一言」の巻末に示された履歴によりますと、「本名は武野武治、1915年、秋田県に生まれる」とあります。東京外国語大学のスペイン語科を卒業されて、報知新聞に入社され、その後朝日新聞社に転籍されましたが、終始、新聞記者として報道に携われてきました。1945年8月、日本の敗戦と同時に、これまでの報道執筆に責任を感じられて退職。1948年に故郷の秋田県横手市に帰られて、週刊新聞『たいまつ』を創刊され、1978年に休刊されるまで、30年間に亘って主幹として健筆を揮われました。そして、その後も著作、講演などを通してジャーナリストとして活躍をされているとあります。

 今年正月の応援団子は、社会人のニューイヤー駅伝、箱根大学駅伝、全国高等学校サッカー選手権など、テレビのスポーツ番組の感動の中で、一喜一憂、選手諸君の活躍に元気をいただいておりました。そして自分自身もウオーキングや筋肉運動など、身体を鍛えることで体力維持を心がけていました。松の内も過ぎた10日になって、街の書店に出かけて上述の「99歳一日一言」に出会いました。Oさんの年末コラムの意気に感じていたものですから、早速これを購入し、書店近くのカフェに飛び込んでページをめくりました。

 著者は、この本の居場所は書棚ではなく、常に持ち歩くか、生活現場の片隅に置いて欲しいと言っています。さらに「人生の真実、歴史の証言と言える言葉があると確信します」という文章に付け加えて、「それと同時に、矛盾だ、歪曲だ、偏向だなどと非難される言葉もあるでしょう」という言葉が続き、それは当然なので「四方八方から叩いて下さい」とも書いています。雑巾や叩き、タワシやブラシのように使い込んで欲しいということです。

 先ずは、最初の1月1日のところを読んでみましょう。次のように書かれています。
1月1日 拝むなら自分を拝め。
賽銭を出すなら自分に出せ。
自分をいたわれ。
自分こそが一切の原点。

初詣の神社参拝もさることながら、もっと自分自身を見詰めよ。お金を使うのなら、自分のために使え。「自分がものごと一切の原点である」と。うーん、ここでもう考えてしまいます。「自分のことは後にせよ」と、教えられたこともあります。「自分さえよければ、それで良いのか」とも考えます。でも、どうやらこの「自分こそが一切の原点」という短文の中には、また違う意味が含まれているように思います。ここでは答えというか、応援団子の考えは申しませんが、考えなければならない切り口が沢山あることが解かります。

 この後、1月2日の言葉、1月3日の言葉を読んでいきますと、著者の幾つかの切り口が用意されています。さらに、1月4日、1月5日、1月6日と続きます。「人間一人の存在、その力を軽蔑する者は、自分の人生の岐路で自分に裏切られる」と。そして、1月7日の締め括りには、「わがままと怠けの克服、これが人類の課題だな」と書かれています。是非とも読んでいただき、皆様も考えて下さればと、応援団子は願っています。

 先月、採り上げました“Why”につきましても、次のようなコメントがあります。2月21日と2月22日、2月23日の言葉です。その部分を抜き書きします。
 2月21日 泣く姿なんかどうでもよい。
       泣く理由をみつめよ。
       他人との連帯を求めるなら、常に(ホワイ・何故)をふりかざせ。

 2月22日 この苦しみは何ゆえ、何のためか。そこが問題だ。
       喜ぶための苦しみなら、喜んで苦しむ。

 そして
 2月23日 母ヲナカさんに言われたことが時々聞こえます。
       「自分の不注意でケガした傷は自分でなおせ」と。

 著者は、この著書の中で、自分の子供たちに「○○さん」と、名前で呼ばなかったことを後悔しています。そこで自分の母親のことも「ヲナカさん」と言っているのだと応援団子は思っています。その母親の言葉がまた奥が深いですね。不注意でした傷にもよりますが、自分一人では治すことが出来ない傷もあるでしょう。それを「自分でなおせ」というには、どうすれば良いのでしょうか。知恵を働かせるところだと思います。

 この本は、99歳の人生を通して、著者が考えに考えた言葉の結晶です。一つひとつ、自分としての「現場で使える言葉」、「行動を決心する考え」にしていかねばなりません。せっかく入手した本です。この一年をかけて、じっくりと取り組んでいくことにします。   (応援団子A)
     

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